COCOpanブランドへのこだわり(ネームタグの秘密とガレージブランドの本気)

これはCOCOpanに付いているネームタグ。
上段は我々ブランド名の「COCO」
中段は製造元である「RIVERLIGHT」
下段はかぶる番号が存在しない「シリアルナンバー」、で構成されています。

COCOpanシリーズの「グリル(卵焼き)」と「グリドル(焚火台兼調理用鉄板)」を除くすべてに付けています。

 

COCOpanシリーズは製造元「リバーライト社(千葉県白井市)」のオリジナルブランド「極Japanシリーズ」同様、
「※窒化処理」により「極めてサビづらく」「極めてコゲつきにくく」「空焼き不要」「シーズニング不要」という
これまでの「鉄製調理器具」の「負」をすべて解消する特長を持っています。

※窒化処理とは、約600℃もの高温の炉の中に窒素を充填し、その中に長時間鉄製器具を留めることで、
鉄表面から約30ミクロンほど窒素を浸透させ、サビや焦げ付きの原因となる「酸素」と直接触れ合わない状態を作る技術

 

窒化処理は我々生産者にもお使いいただくお客さまにも更にうれしい特徴をもたらせてくれました。
「鉄の表面硬度が通常の5倍の固さ」に。

ただでさえ頑丈な鉄が窒化処理により5倍の強度を得て、耐久年数は30年以上となりました。
これはもう、「一生モノ」と言える長さです。

この鉄の革命により、「フライパンは買い替えるもの」という暗黙の了解を打ち破ることとなります。
であれば、とても長い時間をお客さまと共有し、一緒に色々な経験をさせていただくことにもなりますよね。

そうだ、「COCOpanと同時にブランドを育てていただこう」、と考えたんです。
その象徴が、僅か横35mm、縦10mmのネームタグとなりました。

試行錯誤の結果、ステンレス素材に上の三つ、COCO、RIVERLGHT、シリアルナンバーを入れたプロトタイプが完成。
意気揚々と「人生の師」の所へ足を運んだ結果、打ちのめされるNGをいただくことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「異種金属接触腐食」
普段なかなか聞きなれない言葉ですよね。
簡単に言うと、「材質の異なる金属を接触させ続けると腐食(サビ)する」ということ。

ステンレス製のネームタグをCOCOpanに直接リベット留めすると、
その異種金属接触腐食という難しいヤツが原因となり本体に影響を及ぼす可能性があり、NGとなりました。

でも、ここまで考えてプロトタイプの完成度は思いのほか高かった。
何か手はないのか…
入れる要素や形状はそのままに、直接触れ合わないようにするには…
異種金属腐食の原因とならない素材は…

答えは鉄とステンレスの間に挟み込む材質「チタン」でした。

ハイブリッドネームタグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テストで直付けしていたネームタグをチタン板を挟み込んでリベット打ちすることで、
異種金属腐食の原因は解消。

COCOpanNameTAG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チタン板が挟み込まれた二重構造ハイブリッドとなったネームタグ、見えますか?

これはもう、ガレージブランドの意地と本気の改良でした。
なんとしてもこのタグをCOCOpanに付けたかったから。

百貨店や専門店での実演、アウトドアイベントでこの逸話も訪れてくれたお客さまにするんですよ。

アウトドアイベントでこの話に食いついてくださるのは男性!
「え~、シリアルナンバーが入ってるの?カッコいいね~!」(フンフン♪シメシメ♬ (^^♪))

方や百貨店のお客さまは概ね女性が多いんですが、
「…だから?これ洗う時に邪魔にならない?」(うぅ…( ノД`)シクシク…)

反応は様々…と言うことで…

「株式会社ここ(COCO S.P.A)」はこれからも、このブランドを育て続けます!

COCO S.P.A
案内人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)